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イッテQのお祭り企画はどうなる..

イッテQのお祭り企画はどうなる?BPOが擁護 [テレビ]

日本テレビの謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!が、問題おこしてBPO案件になっていました。ようやく意見書が出ましたね。世界中のイベントや祭りにお祭り男が参加しガチンコ勝負する企画で問題が起こりました。

お祭り男というのは、はっぴを着て世界各地のイベントや祭りに参加する宮川大輔のことです。そのお祭り男を一躍有名にし、番組を人気番組におしあげたのがチーズころがし祭りですね。
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参考 チーズころがし祭り2019 出典:aflo
丘のうえから大きな円形のチーズを転がし、それをいっせいに大勢で追いかけながら、斜面をいっきに下ってふもとのゴールを目指す命がけの祭りで準優勝しました。現地の新聞にも載ったということでここからガチンコのイメージが定着しました。

このコーナーは、最初にカレンダーを引いて祭りを選びます。この時点で、すでに演出が入っていますよね。この部分は、あとにひかえるガチンコの祭りの導入部分だから許されていることだと思うんですね。ここには暗黙の了解があると思います。

そこから祭りに旅立って、はっぴを着たお祭り男が一癖も二癖もある現地の案内人と合流します。そこから一緒にトレーニングをする。そのあとに、夜の食事をしながら心情を吐露する。そして、いよいよ本番に挑む。こういう構成になっていますね。型が決まっているので非常に楽しみやすいかたちになっています。

さて、BPOの意見書が公式サイトで配布されたのでさっそく読んでみました。そこにはこんなことが書いてありましたね。

海外の祭りにA氏が挑戦することをコンセプトとする「祭り企画」であっても、制作者が明確な演出意図を持って自ら「祭り」を作ったり、作られた「祭り」に参加したりすること自体は、バラエティーの仕込みとして十分にありえよう。  
BPO放送倫理検証委員会意見書抜粋


今回の2つの「祭り」は、番組のために現地で用意したものであった。もちろん、バラエティー番組の企画として「祭り」を用意し、これを収録することはありえよう。
BPO放送倫理検証委員会意見書抜粋


十数ページにわたって検証が続きますが要約すると、問題なのは現地スタッフとの意思疎通ができていないことと、「年に一度の」、「前年王者」など大げさな説明をしたことだそうです。

再開の折には、視聴者はより敏感な目を持って画面の前に座るだろう。その視線を取り込み、さらにはその視線にツッコミを入れるくらいに完成度の高い「祭り」に出会えることを期待する。BPO放送倫理検証委員会意見書抜粋

こうやってむすんでいますので、あまり深く考えていないようですね。

今回のケースは、その祭りが実際にないということになると、どうなるかということですね。BPOの委員は楽観的ですが、危機感を持たないといけないと思いますね。

バラエティー番組といえどもリアルな部分が中心でないといけないと思うんですね。だからこそ、長時間の撮影テープの編集が許されていると思います。

ラオスはどんな国なのか?どういう人たちなのか、どういう食事をしているか、服装をしているか、どういう町かどういう村か?本来あまりいくことのできないような場所の映像や情報に知的好奇心をくすぐられると思うんですね。

それが嘘を中心にして番組が作られている場合には、たとえば、ラオスの祭りというけどそこは本当にラオスなのか?こういう風にひとつひとつフィルターにひっかかるようになってきます。この人は本当に現地の人か?このホテルは違う場所なのでは?食べている場所も違う場所では?いろいろなことが気になってきます。

今回は、裏側の事情を視聴者に見せてしまいました。驚きや笑いや感動がへっていくような気がしてなりませんね。

今回の検証でわかったのは、問題アリが2つの祭りだけではなかったようです。祭りの開催日とは違う日に参加した企画も相当数あるようで、ここまでひどいようだと、再開するときはフィクションだとかモキュメンタリーとして、最後のほうにテロップをいれておいたほうが受け入れられやすいかもしれませんね。



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