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世界一硬いヒメダイヤとは?絶賛..

世界一硬いヒメダイヤとは?絶賛公開中 [研究]

ヒメダイヤとは


himedaiya.jpg
出典:産経新聞
現在、文部科学省において世界一硬いとされるダイヤモンドが公開されているそうです。期間は2019年7月1日(月)~2019年8月9日(金)になっていますね。

愛媛県の地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の入舩徹男(いりふね・てつお)教授(65)が中心となって開発した世界でもっとも硬いナノ多結晶ダイヤモンドで、この人工ダイヤモンドの名前は、ヒメダイヤというらしいです。

黄色っぽい色をしているのは、窒素が関係しているようです。みかんの黄色、みかんといえば愛媛のヒメ、愛媛大のヒメ、いろいろかかっているようですね。

入船教授は、もともとは畑の違う玄武岩の研究をしていたらしいですね。玄武岩の試料に高温で圧力をかける実験をして失敗したのですが、そのときに実験装置のなかに、きらきら光るダイヤモンドのようなものを目にしたのだそうです。

それが頭の中に残っていて、後に愛媛大学の助教授になったときにダイヤモンドの研究につながったとのことですね。

ヒメダイヤの特徴


通常のダイヤモンドは、単結晶といってある方向に力が加わると弱いそうです、劈開(へきかい)性という性質があるらしいです。10ナノメートルの多結晶が、ぎっしり詰まっているのでそうした弱点を克服しているそうです。

特殊なレーザーを使うと加工もしやすいそうで、ヒメダイヤを難易度が高いとされる、まん丸の球体に加工していましたね。乳棒や乳鉢にも加工してしました。

こうした技術が使われて、さらに精密な機械が作られると思うとわくわくしますね。価格はどうでしょうね。調べても出てきませんが、宝石にするのは、キラキラしていないから難しいですかね。黄色がそのうちとれて無色透明にはできるかもしれないそうです。

ダイヤモンドといえば


ダイヤモンドというと、筆者にも頭の中に残っていることがあります。ゴルゴ13の死闘ダイヤ・カット・ダイヤという有名なエピソードですね。

依頼を受けたゴルゴが、巨大なダイヤモンドをライフルの一撃で粉々にするんです。その仕事をする前に、加工職人のおじいさんの元を尋ねて、実演してもらうのですが、おじいさんが言うには、ダイヤモンドには急所があるらしく、のみで一突きして見事に粉々にしてしまいました。

プルッツフォン・ポイント


ゴルゴだったら、ヒメダイヤを粉々にできるんじゃないか。

この世に存在する全ての物体は、分子の集合によって成り立っている。その中でも鉱物は特異な構造を持ち、その分子集合体の凝集力の一番弱い箇所に衝撃を与えると、その分子間の連鎖反応により極めてたやすく物体は破壊される。この物体の臍とでもいうべき箇所は、学術的にプルッツフォン・ポイントと呼ばれる。たとえば、地球上で最強の硬度を持つダイヤモンドにおいても、そのプルッツフォン・ポイントを見極めれば、鑿の一撃で一瞬にして粉々にすることも可能である。しかし、このポイントを見つけるのは至難の業であり、先に例を出したダイヤモンドのカット職人でも30年近くの修行が必要だという。民明書房刊「分子核構造その理論より」


民明書房?まあいいでしょう。プルッツフォン・ポイント、覚えておいて損はなさそうです。


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