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俳句甲子園2019、弘前高校が初優勝、愛媛松山に高校生が集う [伝統]

俳句甲子園で弘前高校が初優勝


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第22回俳句甲子園(2019)が、俳句の聖地といわれる愛媛県の松山市で開催されました。18日に決勝戦が行われ、青森の弘前高校が初優勝を果たしました。

今大会には、18都市25会場の地方大会優勝チームと、投句審査で選ばれた 7チームをあわせた32チームが、俳句甲子園に出場しました。22都道府県29校32チームになるそうです。野球の甲子園と違って、実力主義になっていますから、同じ都道府県、同じ高校のAチームBチーム、複数チームがでる場合もあるようですね。

大会の形式と試合の進め方


大会の形式は、まず32チームを8つに分けたA~Hの予選リーグを行います。次に予選リーグ1位の8チームによる予選トーナメントを行い、決勝リーグに進む4チームを決めます。それに敗者復活戦で勝った2チームを合わせた6チームをA、Bの2つのブロックに分けて決勝リーグを戦います。A、Bそれぞれの1位のチームが決勝戦を戦います。

チームは5人1組で、試合の進め方をざっくり見ていくと、赤白チームの先鋒が俳句を披露する。最初に赤チームの俳句を白チームが鑑賞する。赤と白で質疑応答をします。これを赤白入れ替えてもう一度やります。

この様子を、審査する13人の俳人が見ているわけです。まず、俳句そのものの作品点max10点をつけます。そして、質疑応答の優れているチームに鑑賞点max2点をつけます。

作品点、鑑賞点を合計して、審査員それぞれが赤○点、白○点とつけていくわけですね。そして合計点の多い方の色の旗を上げて多数決し勝敗を決めます。決勝戦は先鋒から大将まで、三本先取したチームが優勝となります。

個人表彰俳句を鑑賞してみる


大会は団体戦ですけど、個人表彰も行われるみたいですね。最優秀賞には、兼題「玉葱」の「中腰の世界に玉葱の匂ふ」が選ばれました。

兼題はいろいろありましたが、その中から、試しに一つだけちょっと見てみましょう。予選リーグの兼題「毛虫」で審査員が選んだ優秀賞、入賞に選ばれたのは、この中の八句です。筆者が、俳句甲子園に感化されて一句詠みましたので九句に再構成してあります。

毛虫這ふ 無難を選ぶ ことなかれ
毛虫這う 東京までは 五百キロ
毛虫より 毛虫の出づる ごとく糞
火に毛虫与え 毛虫に火を与う
毛虫生く ゲリラ豪雨の 日本を
少年は 髪まで眩し 毛虫焼く
ベリー摘み 葉裏ひそむな 毒毛虫
くちばしの 毛虫や伸びる ひなの首
早朝へ 軀押し出す 毛虫かな

どれも甲乙つけがたいですが、個人的な毛虫の最優秀はベリー摘みの句ですね。ベリーの実を摘むときに、この子は毒毛虫に刺されたのでしょうね。毒毛虫に刺されると電気が走るような痛みがします。

外敵から身を守るために(派手な色をして)毒を持ってるのに、そういうスタイルの毛虫が隠れるなってことでしょうね。毒を持ったら隠れるな。隠れるなら持つな。どっちかひとつにしなよ、ってことですね。

俳句甲子園で、高校生らしいといったらだめなようですが、非常に初々しい句となっていますね。些細なことに疑問を持ち、見事に毒毛虫の矛盾を言い当てました。非常にすばらしい感性の持ち主といえますね。

高校生といえども、全国大会だけあってレベルが高いですね。優勝チームはプレバトに出演できるかもしれませんね。大会の出場者からは、プロの俳人になる子もきっといるでしょうね。

※追加情報:今年も、プレバトチームと対戦していたみたいですね。9/19のプレバトで弘前高校とプレバトチーム(東国原英夫、フルーツポンチ村上健志、立川志らく)の試合が放送されました。
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