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宮崎県延岡市で竜巻が発生か、竜巻について学ぶ [ニュース]

延岡市で竜巻が発生か、被害が出た模様


延岡市には、22日の6時半前から継続的に竜巻注意情報が出されていました。気象庁は、午前9時7分に、延岡市を含む宮崎県北部平野部で竜巻などの突風が発生したとみられると発表しました。延岡駅構内では、鉄塔が途中から折れ曲がるように倒れているほか、貨物コンテナが飛ばされてしまいました。NHKより

竜巻について


tornado.jpg
注)延岡市の画像ではありません。
竜巻というとあまりなじみがないのですが、気象庁のHPを見ながら、竜巻についての情報を簡単にまとめていきたいと思います。日本では、年間25個ぐらいが発生しているそうです。90年に一度遭遇するかどうかという確立らしいですね。

ただし、日本で起こった竜巻の被害は、家屋の倒壊や半壊をともなって死者がでることもあるので油断は禁物のようです。

竜巻発生注意報と竜巻発生確度ナウキャスト


竜巻がいつ発生するかどうかは、ある程度の予測ができるみたいで、竜巻発生注意報というものがだされます。また気象庁のHPで竜巻発生確度ナウキャストというものを見ることができます。

発生確度1、発生確度2というような情報が出されていて安全確保の助けになっています。この情報も、予報の賞味期限が1時間先までということで、随時の情報チェックが必要になるみたいですね。

竜巻の風速について


竜巻というのは、突風の風速をはかるのに藤田(F)スケールなるものを用いて被害状況から風速を大まかに推定するそうです。日本で観測された最大の値は、自動車などが空中飛行するF4(約4秒間の平均で93~116m/s)だそうです。

藤田(F)スケールは、アメリカで考案されたものなので、現在では、より日本の家屋などの被害状況に対応した日本版改良藤田スケール(JEFスケール)が突風の調査に用いられているみたいですね。

自動販売機やブロック塀、鉄骨のプレハブ住宅など、身近にあるものがどうなったかで、JEF0(約3秒間の平均で25~38m/s)~JEF5(約3秒間の平均で95m/s~)まで推定できるようになっています。

突風の種類、竜巻、ダウンバースト、ガストフロント


突風には積乱雲が関係しているみたいですね。竜巻は、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻きで、台風や寒冷前線、低気圧など積乱雲が発生しやすい気象条件に伴って発生しやすくなっているそうです。首相官邸HPより

漏斗(ろうと)雲という象の鼻みたいな雲が、空から地上に向かって伸びていって、地上に到達すると竜巻が発生することもあるそうです。竜巻の発生地点の分布図をみると海岸線沿いの平野部が多いですね。

竜巻のほかには、ダウンバースト、ガストフロントといった激しい突風をもたらす現象があるみたいですね。
積乱雲から吹き降ろす強い下降気流が地面に衝突し放射状に突風が広がる「ダウンバースト」や、積乱雲からの冷気と周囲の暖気の境界にできる局地的な「目に見える」寒冷前線「ガストフロント」
機関誌『水の文化』56号

竜巻に関係するお仕事


映画「ツイスター」の影響で、アメリカには、竜巻を車で追跡する職業もあるみたいです。写真を撮ったり、観光客に見せたり、テレビでもたまに放送されていますね

日本にも、こうしたストームチェイサーと呼ばれる人がいるみたいですね。写真家の青木豊氏が第一人者で、ツイッターにも迫力のある写真や映像をたくさん紹介しています。

ダウンバースト、ガストフロントの映像もアップロードされていて、そこには、日本の空とは思えないような不気味な世界が広がっています。興味のある人は確認してみてください。

最後に


天気というのも想定外のことがおきるので、常に情報収集しておかないといけませんね。場合によっては、安全な場所に避難することで、運良く身を守ることができるかもしれません。

ネットの時代なので、料理の味付けにしてもそうですが、だんだんと情報が平均化されていきますね。天気もしかり。ただ、その土地、その土地で地形などの条件が異なるので、気をつける必要があるかもしれません。

観天望気というような言葉もあって、各地で天気に関する伝承のようなものがあるそうです。そういうのも詳しく知っておくといいかもしれませんね。

続報 延岡市の突風は竜巻と認定される


今回の竜巻で、住宅や店舗など483棟が被害を受け、飛んできたガラスの破片などで18人がケガをしたそうです。宮崎地方気象台が現地調査に向かいました。

2日間かけて住民に聞き取りをし、被害状況を確認し、竜巻の渦が動画で撮影されていることもあり、24日に竜巻と認定されました。風速は、日本版改良藤田スケール(JEFスケール)のしたから2番目のJEF1(約3秒間の平均で39~52m/s)に推定されました。

竜巻は、約8kmに渡って縦断したようです。気圧の関係か竜巻が近づいてくると耳鳴りがするみたいですね。

2006年の台風13号に伴って発生した延岡竜巻と発生場所が近く、コースも似ているそうです。9月22日の延岡竜巻も、台風17号に伴って発生しているので、いろいろと解明されるといいですね。


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