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日本拠点のカルロス・ユーロが母国フィリピン初の体操金メダルを獲得! [スポーツ]

日本に留学中のカルロス・ユーロが見事金メダルを獲得


日本を拠点に練習する19歳のカルロス・ユーロが男子床運動でフィリピン勢初の金メダルを獲得しました。「五輪で金メダル」という夢をかなえるため来日して3年。「言葉にできない。すごくうれしい」と笑みを広げました。 毎日新聞より

第49回体操世界選手権2019(ドイツ・シュツットガルト) 
男子種目別 決勝・床

金:カルロス・ユーロ(フィリピン)
Dスコア 6.500 Eスコア 8.800 トータル 15.300

銀:アーテム・ドルゴピアト(イスラエル)
Dスコア 6.400 Eスコア 8.800 トータル 15.200

銅:肖若騰(中国 )
Dスコア 6.200 Eスコア 8.733 トータル 14.933

釘宮宗大(くぎみや むねひろ)コーチ(35)と二人三脚でここまできたようです。フィリピンの選手が日本を拠点にして活躍し、さらに日本人コーチがずっと指導しているということを聞いてびっくりしましたね。

すでに、テレビカメラが密着していて、NHK-BS1「世界はTokyoをめざす」で、ドキュメンタリーが2本制作されていました。

「僕がカルロスを育てるわけ~フィリピン 男子体操~」
「白井健三を超えろ!~フィリピン 男子体操~」

釘宮宗大コーチとの出会いについて


釘宮宗大コーチは岩手県の生まれで、中学生のときに体操を始めたそうです。高校生のときには、東北大会の個人総合で優勝し、大学は、名門の順天堂大学に進学しました。大学院生のときに出た大会で大ケガをし、引退を余儀なくされたみたいですね。まにら新聞より

そこから指導者の道を進み、日本体操協会からのすすめで、2012年~2013年までスリランカ代表のコーチを務めました。2013年からは、フィリピン代表のコーチをしているそうです。(※現在、帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科健康スポーツコースの助教でもあります。)

フィリピンで出会ったのがカルロス・ユーロです。身体能力や努力する性格だけではなく、2014年から6種目をはじめて、わずか3年でジュニアの世界トップクラスに上り詰めたということで、センスや才能が飛びぬけていたみたいですね。

ZippyAction(フィリピンの貧しい家庭に育った子どもたちの教育スポーツ振興を支援している)によって発掘されたカルロス・ユーロは、支援を受けて体操研修で訪日を果たすなど、2012年ごろから日本とのつながりがあるようです。

出典:Zippy Action
話が少しそれますが、この動画に登場しているのは、お笑い芸人のオラキオ(元弾丸ジャッキー)です。元体操選手で、体操選手のモノマネを得意とし、とんねるずの博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~の常連でした。オラキオは、フィリピンにカルロス・ユーロがいたころからずっと支援しているみたいですね。

寄付金を募ったり、ブログやツイッターで応援のメッセージを送ったり、一緒に笑顔で写っている写真もありました。今回の金メダルは嬉しかったでしょうね。芸能人は、黙って慈善活動をする人も多いので2人の関係を知らない人のほうが多いかもしれません。今後、テレビなどで競演を果たせたらいいですね。炎の体育会TVあたりでどうでしょうか。

話を元に戻すと、2016年に、釘宮コーチの日本への帰国が決まっていたらしく、カルロス・ユーロを日本に誘ったことが、日本に単身留学するきっかけになったみたいですね。当初は、釘宮コーチとフィリピン体操協会が学費や生活費を手当てして工面したそうです。そんな時に願ってもない知らせが届きました。

オリンピックソリダリティとは?


国際オリンピック委員会(IOC)は、2017-20年のオリンピックソリダリティー活動費を4年で約5億928万ドル(約545億円)とする予算を承認したと発表。引用元:WBSC公式HP


「IOCオリンピックソリダリティ 東京2020特別プログラム」と称した今回の支援事業は、2017年9月から順次、陸上、体操、柔道、卓球、アーチェリー、空手の6競技で最長3年間の「長期」の選手受け入れが始まった。当初17人だった対象は近く25人程度に拡大される予定だ。各競技の国際連盟やJOC、国内競技団体が調整しながら選手や受け入れ先を決め、大学や高校で日本語も学びながら競技力向上を目指す。寮などの滞在費や授業料、遠征費でかかる年間約300万円を、IOCの五輪放映権料収入などで賄う仕組みだ。
引用元:NIKKEI STYLE


カルロス・ユーロは対象選手に選ばれたので、このプログラムを利用しながら、現在帝京大学(日本語予備教育課程)に在籍しているみたいですね。ナショナルトレーニングセンターで、演技を磨いているそうです。

最後に


2018年の体操世界選手権では、種目別の床で銅メダルを獲得し、フィリピン協会から報奨金をもらって、そのお金で(両親とお金を出しあって)新しい家を買ったそうです。いい成績を残す選手というのは心構えが立派ですね。

日本代表選手のライバルといえるような存在になったといえますが、切磋琢磨してオリンピックではすばらしい演技をみせてほしいですね。


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