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第148回目の貨幣大試験が無事..

第148回目の貨幣大試験が無事に終了、すべて合格! [ニュース]

恒例行事の製造貨幣大試験を実施


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注)日本の硬貨ではありません。
貨幣が規定を満たす重さで製造されているかどうかを調べる恒例の「製造貨幣大試験」が21日、大阪市北区の造幣局で開かれました。貨幣の信頼を維持するため1872(明治5)年から実施している行事で、今年で148回目となります。共同通信より

第148回貨幣大試験の対象となる硬貨の種類


・天皇陛下御在位30年記念10,000円金貨幣
・天皇陛下御即位記念10,000円金貨幣
・ラグビーワールドカップ2019TM日本大会記念10,000円金貨幣
・明治150年記念1,000円銀貨幣
・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念1,000円銀貨幣(第二次発行分)

・ラグビーワールドカップ2019TM日本大会記念1,000円銀貨幣
・天皇陛下御在位30年記念500円バイカラ―・クラッド貨幣
・天皇陛下御即位記念500円バイカラ―・クラッド貨幣
・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念100円クラッド貨幣(第二次発行分)

バイカラー・クラッドとは?
貨幣の製造に用いられる偽造防止技術の一つ。異種の金属板を挟み込んで作った「クラッド」材と呼ばれる3層構造の円板を、別の金属で作ったリングの中にはめ合わせて「バイカラー(2色)」の硬貨に仕立てるもの。引用元:知恵蔵mini


・500円ニッケル黄銅貨幣
・100円白銅貨幣
・50円白銅貨幣
・10円青銅貨幣
・5円黄銅貨幣
・1円アルミニウム貨幣

大試験の方法について


映像をみると、金貨銀貨は一枚を電子天秤ではかっていますね。クラッド貨幣、バイカラ―・クラッド貨幣は100枚単位、日常生活で使っている硬貨は、1,000枚単位で天秤ではかるみたいですね。

それぞれ硬貨に、誤差の範囲がきめられていて、例えば、500円硬貨だと許容誤差が13gです。1,000枚で7,000gと法定量目がきめられているので、6,987g~7,013gの範囲に収まっていれば合格となるようです。

関西テレビによると、今回の大試験で15種類の硬貨、25,000枚が調べられました。遠山財務副大臣が「通常貨幣および記念貨幣について、全て基準を満たし、適正であることが確認された」と宣言して、すべて合格をしました。ちなみに、いままでに不合格の硬貨が出たことは一度もないそうです。※財務省のプレスリリースだと試験対象貨幣は15種類。読売新聞は、1円から500円の通常硬貨6種類と、記念貨幣11種類と書いています、どういう風に数えているのかわかりませんがばらつきがあるみたいですね。

明治5年(1872年)について


最初に貨幣大試験がおこなわれたのが、明治5年といいますから、西暦1872年になります。ずいぶん昔からやっているみたいですね。

ちょうど、新橋~横浜間に日本初の鉄道が開通したり、横浜に日本発のガス灯がともったり、群馬に富岡製糸工場ができたり、文明開化の真っ只中といえる時期ではないでしょうか。

いろいろみていると、明治5年はちょっとややこしい年ですね。このとしから太陽暦を採用したので12月が2日しかないそうです。本来の12月3日を明治6年の1月1日にしたみたいですね。

明治新政府が改暦を行った理由には、深刻な財政問題があったといわれています。 というのは、従来の暦では翌明治6年は閏年で、閏月が入るため1年が13ヶ月あることになっていました。 既に役人の給与を年棒制から月給制に改めた後なので、明治6年には13回、給与を支払わなければなりません。 これは、財政難であった明治新政府にとって悩みの種でした。その上、太陽暦に切り替えることによって、明治5年の12月は2日しかありませんので、 この月の月給は支払わないこととすれば、明治5年分の給与も1月分減らせる、正に一石二鳥の改暦だったわけです。
引用元:海上保安庁海洋情報部 旧暦のあれこれ

最後に


メディアの記事などを見ると、恒例の、恒例行事、といっていますから、結構知られたイベントのようですね。こうしたことを毎年やっているとは知りませんでした。安心して硬貨が使えるのもこうしたことの積み重ねがあってこそということなのでしょうね。


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