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10月24日から二十四節季の霜降です [季節]

霜降(そうこう)と七十二候について


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10月になって台風が来て、日本中で大変な被害がでてしまいました。南の海水温が高いということで、非常に大きな台風でした。コンクリートか人か、ダムか脱ダムか、政治的な対立をして防災をしてきたことが、一体どういう結果をもたらしたのか、検証するよい機会にもなるのではないでしょうか。

それにしても今年は、暑かったですね。半そでで過ごせる期間がいつにも増して長かったような気がします。ようやく、朝晩の寒さが感じられるようになって来ました。初霜が観測されたニュースもようやく届くようになりましたね。

霜の目安について


目安は、翌朝の最低気温が3℃以下になると予想されるときです。気温3℃では、霜が降りる寒さとは思えないと感じられるでしょう。じつは、気温の観測は地面から1.5mの高さで行われていて、当然ながら、気温の予想もその高さを基準としています。冷気は重いため、地面付近にたまりやすく、地上1.5mの高さではプラスの気温でも、草木のある地面付近では氷点下となる場合が多いのです。引用元:NHK趣味の園芸2014年4月号より

七十二候は、ちょうどこの時期を3つに分けています。


初候は、霜始降(しも、はじめてふる)、霜がはじめて降りるころ。昔は霜は雪と同じように空から降ってくると思われていたため、「降る」という表現が用いられます。

次候は、霎時施(こさめ、ときどきふる)、さあっと降っては晴れ間が広がる通り雨(時雨)が多くなる季節。秋の初時雨は、人や動物が冬支度を始める合図です。

末候は、紅葉、蔦、黄(もみじ、つた、きばむ)、もみじや蔦が色づくと秋も本番です。紅くなるのは「紅葉」、黄色くなるのは「黄葉」と区別するのは日本人ならではの細やかさといえるでしょう。
出典:にっぽんの七十二候より

こも巻きについて


ちょうど、霜降の日にあわせて「こも巻き」をするのが恒例行事になっているところがありますね。広島の縮景園、山形の鶴岡公園など、各地で秋の風物詩となっているようです。

こも巻きというのは、マツ(アカマツ、クロマツなど)にマツカレハなどの害虫がついて木が枯れないようにするためにおこないます。わらで編んだコモをマツに巻いておくと、害虫が寒さしのぎに「こも」の下に隠れて冬を越すそうです。

来年の3月、二十四節気の一つである啓蟄(けいちつ)の日に、木に巻きつけた「こも」を外して焼却処分するそうです。

かえでの紅葉について


かえでの紅葉については、気象庁が全国各地で観測しているみたいですね。生物季節観測累年表といって、1953年から2015年までのデータが公開してあります。

たとえば、東京だと1953年は11月8日に紅葉していたものが、2015年になると12月4日に紅葉しています。60年以上経って、紅葉の時期が一ヵ月近く、遅くなっているみたいですね。

かえでがなぜ赤くなるか


葉は、黄色くなるものと、赤くなるものと樹木にもいろいろとありますが、それぞれ理由があるみたいですね。
赤く染まる葉は、秋が深まり気温が低下・日が短くなると、葉の根元と枝の間に【離層(りそう)】と呼ばれるコルクのような組織が形成されます。すると、光合成で作られた糖が枝などに届かず、日光を浴びて糖とタンパク質が化学反応し、アントシアニンという赤い色素が作られるのです。引用元:ウェザーニュース

夏の間に日光をたくさん浴びているほど、葉っぱに含まれる養分が多くなって、アントシアニンの量が増えてより鮮やかになるといえるそうです。

最後に


一説によると、紅葉の時期もどんどん後ろにずれていって、2050年ごろには京都の紅葉の見ごろがクリスマスの時期になるんじゃないかというような予想もあるみたいです。これはこれで、ポインセチアの日本版みたいな形で逆に新しい文化が生まれるかもしれませんね。



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