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御朱印ブームの光と影、フリマサ..

御朱印ブームの光と影、フリマサイトで売買しても大丈夫? [伝統]

御朱印や御朱印帳をフリマサイトで気軽に売買


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※御朱印の参考画像 出典:とちテレ公式チャンネル
ここ数年、神社や寺の『御朱印』が人気を集めていますが、インターネットで転売されるケースが相次いでいます。MBSより

御朱印めぐり、御朱印ガール、いろいろな業界で盛り上げたこともあって、ブームになっているみたいですね。平成から令和に元号がかわったこともブームに拍車をかけたようです。

人気のあるところでは、数時間も待つような行列ができるので、職員の人や巫女さんにクレームを入れて騒ぎ出す人たちまで現れました。なかなか手に入れにくいプレミア感もあって、売買もされているそうです。

御朱印の売買は法的には問題がないようです。こうしたことは、想定外のできごとでしょうね。

御朱印とは


神社参拝した証として戴く「御朱印」。その起源は、奈良・平安の昔。神社仏閣に書写した経典を奉納した際に戴いた「納経受取のうきょううけとりの書付」ではないかといわれています。「神社へ経典を奉納したの?」と思われる方もあるかも知れませんが、こうした例の代表に「平家納経」があります。これは時の天下人・平清盛が神仏習合思想の影響をうけ、「厳島神社の御祭神は、十一面観音がお姿をお変えになったもの」と解釈して奉納したものといわれています。引用元:神社本庁HP


もともと神社や寺は、建物を維持するためのお金がいるのであの手この手でアイディアを出さないといけないみたいですね。

全国的に有名な神社やお寺はともかく、神社であれば氏子、寺であれば檀家といった人たちが、金銭的にもしっかり支えてきたわけですが、その数も減っていき、修繕するのもままならないという実情もあって、なんとかして人を集めたい、ということがあるようです。その人集めの一つの手段が、個性的な御朱印ということになるわけですね。

売買するのは、違法でないにしてもどうなんでしょうね。通常の御朱印は、300円~500円ぐらいで押してもらえるそうです。それをほかの人に売ってお金儲けしてしまうのは罰が当たりそうでちょっとおそろしい行いのような気がしますが、そういう歯止めが利かないのでしょうね。

信仰心だとかそういうものとは無縁で、デザインを楽しむ、コレクションする、スタンプラリーのようにして楽しむということなのかもしれません。

御朱印の転売を防ぐには


転売を嫌がって防ごうとするならば、シリアルナンバーをつけて個人情報をとるとか、名前を書くとか、最初から値段を高くするとか、ネットで大量に販売してしまうとか、もともとの姿にもどして、写経を納めるのと引き換えにするとか、手間ひまを増やすようにする対策を取る必要があるかもしれませんね。

そのまえに、限定商品のようなことはやめるべきかもしれません。たとえば、膝丸ご朱印帳 第4弾、大覚寺御霊木『膝丸』ご朱印帳、大覚寺が所蔵する銘刀「うすみどり(膝丸)」をモチーフにデザイン。184冊の数量限定、などとこられたら、いやおうなしにテンションがあがりそうです。

あまりエスカレートして高額な取引がなされるようになれば、フリーマーケットサイトのガイドラインを改定して、売買ができないようにするという対策も必要になってくるでしょうね。

最後に


宗教というのは難しいですね。たとえば、マニ車というものは、それをまわすとお経を唱えなくても、お経を唱えたことになるという話です。四国八十八箇所にはお砂ふみというものがあります。それぞれのお寺の砂を拾って集めて、その上を歩いたら、お遍路をしなくても、お遍路したのと同じご利益があるなどとやるわけです。えっ?ほんとうに?※ほんとうです。信じましょう。

この延長線上で考えれば、特定の地域の神社や寺でユニットを組んで、イベント会場のようなものをこしらえて、一カ所で御朱印を集められるようにすることも可能な気がしますね。そこにいけば、それぞれの神社や寺に行ったことになると。すでにやっているかもしれませんが。。。


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