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小学生の甲子園に参加した子どものひじを検査、深刻な状況が判明! [スポーツ]

小学生のひじを検査、要診察が17%に上る


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「小学生の甲子園」と呼ばれる軟式野球の全国大会に出場した選手を対象にひじの検査を行ったところ、6年生では医師の診察が早急に必要な症状の重い選手がおよそ17%に上り、関係者は「待ったなしで手を打たないといけない」と危機感を強めているそうです。NHKより

大会に参加した小学生854人(1年生から6年生)のひじの内側と外側に異常がないかを調べたそうです。

6年生は438人が検査を受け、そのうちの約60%にひじになんらかの異常が見つかりまり、75人が、ひじの軟骨がはがれるなど、医師の診断が必要な重い症状だったようです。(※全体で112人)

聞き取り調査で、315人が肩やひじに痛みがでた経験があり、214人が、病院で治療を受けたことがあるということですね。

先日の、子どもたちのトミー・ジョン手術のニュースをみて、これはただ事ではない気がしていましたが、やはりというか、全国的にひどい状態になっているみたいですね。

日本の野球は、子どもたちの健康管理をあとまわしにする旧態依然としたイメージがありますが、それがそのまま結果に現れてしまいました。

年間350試合をこなす小学生のチーム


なんとなんと年間350試合をこなすチームがあるそうです。土日の休みに、3試合4試合をこなしていくみたいですが、それにしてもすごいですね。

野球は、ストライクが入らないと試合が成立しないので、コントロールの良い決まった子どもがピッチャーをやるしかないようです。このしわ寄せが特定の子どもたちのひじに集中するということでしょうね。

野球のケガは、ひどい場合は生活に支障が出るケースもあるといいます。野球をやってて、ひじが変形したような人もたまに見かけます。ケガの予防も重視して、イメージアップにも努めてもらいたいですね。

高校野球の球数制限、1週間500球を答申


高野連(日本高校野球連盟)の有識者会議では、高校野球の球数制限の議論が行われているようです。1人の投手の投球数を1週間で500球に制限したり、三連戦を回避する日程などが答申案に盛り込まれたそうです。

ダルビッシュが早速反応していましたが、3連戦になるケースはないし、1週間に2試合なら、1試合で250球投げられるから意味がないということのようです。ダルビッシュは、一貫して子どもたちの健康を第一に提言しているのでわかりやすいですが、高野連などは、小規模な高校のことも考慮に入れなければならないので、改革を難しくしている側面があるようですね。

それでも、制度をかえてしまえば、制度に合わせて複数の投手育成が必須事項になって、10人のチームでも全員がピッチャーをこなせるようなチーム作りが促されるということもあるのではないでしょうか。

SNSなどを見ていると、登録人数を増やしたり、イニング数を9イニングから7イニングにしたり、タイブレークを延長10回から始める、予選大会をはやくはじめたり、甲子園にこだわらずに1回戦2回戦を他球場でこなして日程に余裕を持たせるなど、いろいろなアイディアが出されていますね。

最後に


元大阪府知事の橋下徹が、「これ、本当に選手ファーストになっているのか?甲子園開催ファースト、朝日新聞、毎日新聞ファーストになっていないか?」とツイートしていましたが、高校球児たちは、甲子園が夢だとか、肩やひじが壊れてもいい、球数なんて気にしないとかいってしまうし、ファンも一緒に夢を追いかけるので、ここらあたりの意識改革も必要かもしれませんね。

プレミア12もはじまりましたが、視聴率を見ても、野球の話題が、だんだん世の中から減っているような気がしています。ぜひとも改革を進めて、ほかのスポーツにも影響を与えられるような先進的な一面もアピールしてもらいたいですね。


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