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ボクシングの悪童ネリ、再び体重超過で挑戦者決定戦はキャンセルに! [スポーツ]

ネリが規定体重を450g超過で試合はキャンセルに


ボクシング元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(24=メキシコ)が、23日(日本時間24日)に米ラスベガスで前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのWBC世界同級挑戦者決定戦を控え、前日計量に臨みましたが、リミットより450g上回る53.9kgで計量に失敗し、試合はキャンセルとなりました。日刊スポーツより

FAILED Luis NERY WEIGHT

出典: garneksports

現在のWBC世界バンタム級王者は、ノルディ・ウバーリ(33=フランス)で、いずれこのタイトル保持者が井上尚弥と王座統一戦をするのではないかと囁かれているみたいですね。

エマヌエル・ロドリゲスとは


ロドリゲスは、WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)の準決勝で井上尚弥と対戦したボクサーです。試合は、井上が、2回TKOで勝利したため、IBFバンタム級王座のベルトを奪われました。この試合が再起をかけた試合となるはずでしたが、しょうがないですね。

ルイス・ネリとは


ルイス・ネリ(24=メキシコ)の戦績は、30戦30勝0敗24KOの負けなし。数々の問題を起こしていて、問題児、悪童と呼んでいいようなヒールタイプの選手ですね。

ルイス・ネリは山中慎介の因縁の相手


この選手は、なんといっても神の左といわれた強烈なパンチで防衛記録を伸ばした山中慎介との因縁があげられます。簡単に流れを追っていくと以下のようになります。

山中が、具志堅用高のもつ世界王座の日本人最多防衛記録13回に挑んだ試合の相手がネリでした。試合は、4回TKO負けを喫してしまいましたが、試合後のドーピング検査でネリの検体から筋肉増強剤によく似た成分の禁止薬物ジルパテロールが検出されされました。

しかし、ジルパテロールは、メキシコで家畜のために使われることがあるとのことで、ネリは意図せずしてその肉を食べた可能性があるという判断が下されました。結果として、WBCのおとがめなしということになりました。

ドーピング疑惑は疑惑のまま、WBCが再戦の指令をだしたので、リベンジマッチが行われることになりました。山中は、引退か現役続行か悩んだ末に現役続行を決め、並々ならぬ決意を持ってネリ戦に挑むわけですが、ここでも裏切られてしまいます。

ネリは、前日の体重計量で2.3kgの体重オーバー(これは、2階級上のフェザー級の体重になります。)、山中も思わず「ふざけるな!」と声を上げていました。2時間後の計量でも1.3kgオーバー(これは1階級上のスーパーバンタム級の体重になります。)し、WBCのベルトを剥奪されました。

試合は、山中が勝てば新王者に、ネリが勝てば王座は空位になる特別ルールで行われることになりました。

ネリが序盤から圧倒し、2回TKOで山中を下しました。減量をしなかったネリは、回復力(試合終盤のスタミナ)とパワーがまったく違ったみたいですね。山中は、最後の花道を飾ることができずに、この試合をもって消化不良のまま現役を引退しました。

試合後に、ネリに対してはWBCから無期限の活動停止処分が下されますが、数ヵ月後には6カ月間の資格停止処分に軽減され、あっというまに復活を果たしてしまいました。

ボクシング界追放の声も


ルールを破って体調のよい状態で試合前の計量にのぞみ、体重が超過したら金銭的に解決して試合だけは成立させるというのはよろしくないですね。今回、ロドリゲス陣営が毅然とした対応をしたのでよかったと思います。

ネリが直近で試合を組んだのは、カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、ロドリゲスと、WSS王者の井上を意識したもので、井上に照準をあてていたことは間違いなさそうですね。ことあるごとに挑発するコメントも出してきました。

井上は、ツイッターで、ボクシング界から追放でいいと突き放していましたね。井上には、ネリと対戦して、山中の敵をとってほしいという声もありましたが、相手にする必要がなくなってよかったのではないでしょうか。

ルールを守らない選手が、プロボクサーとして、世界ランキングにのってというのも問題がありますね。ボクシングライセンスの剥奪や数年間の出場停止など厳しい処分をしてほしいですね。


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