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パリの議会がサーカスでの動物利用禁止条例を承認、動物愛護の世論受け [海外]

パリのサーカスでは野生動物の利用を禁止


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フランスは欧州連合(EU)の複数の加盟国に続いてサーカスでの野生動物の利用を禁止するべきかどうかを検討していますが、それに先駆け、首都パリの市議会は15日、サーカスでの動物利用を違法とする独自の条例案を承認しました。AFPより

2020年以降、サーカスで外来種の動物の利用が認められなくなるとのことですね。サーカスの動物として対象となるのは、ライオンやトラやゾウ、クマ、シマウマなどになるそうです。

サーカスへの批判について


海外のサーカスなどは見世物小屋とかフリークショーといって先天的な奇形をもって生まれた人たちを登場させたりしていたと聞きますし、異世界、異空間を作り出すというのは難しいことで、時代によっては存在を受け入れられなくなるということを宿命としてもっているのかもしれかもしれませんね。

動物の芸を見るのは面白いです。象のような大きい動物が目の前で逆立ちをしたり、あのような迫力は他にはないものです。ライオンやトラにしたって、あんなに獰猛な動物が人間のそばで芸をするのも信じられない光景です。ワクワク、ドキドキするのは間違いないのですが。。。それでも時代の波には逆らえないということでしょうね。

サーカスの動物については、移動が多くてストレスを与えるのがよくない、飼育環境がよくないという批判があります。

このほかにも象の場合は、いうことを聞かせるためにブルフックという鉤(かぎ)のついた棒やドリルで痛みを与えるということをしますし、危険な動物を調教するために暴力的な方法が使われているとの批判も後を絶たないようです。

動物愛護の運動について


動物愛護の運動というのは多岐にわたっていますね。動物の命をささげるというような伝統的な儀式にも抗議がされますし、お菓子のパッケージに描かれた動物が檻の中に入れられていても抗議されます。抗議の結果、新しいパッケージでは動物たちが檻から出されました。

競馬が槍玉にあがるのも有名ですね。イギリスやフランスでは、馬をムチで叩くのはよくないとして、レース中に叩く回数を制限しています。

水族館のショーで芸をする動物たちもサーカスの動物と同じような扱いを受けてしまいますね。イルカ、アシカ、セイウチ、オットセイ。イルカは、船でイルカウォッチングをして楽しむのが世界の潮流になっているようです。

サーカスの動物芸は今後どうなる?


ドイツのロンカリサーカスのように3Dホログラムの象に芸をさせるという新しいアイディアもでてきているようですね。

カナダのシルク・ドゥ・ソレイユやシルク・エロワーズのようなサーカスエンターテイメントは、動物愛護の風潮をうけて発展したものだと考えてよさそうです。芸術性に重きをおいて、ミュージカルなどとサーカスを融合させることで時代にあった新しいものを生み出し、世界的に大きな成功を収めています。

日本の場合はどうでしょうか。比較的おおらかなのですぐに禁止しろということにならないと思いますが、世界の国々では動物利用を禁止する国が増えていて、規制をする国はさらに増えていくでしょうね。

サーカス以外でも、イヌやネコやイノシシやサルなどを使った人気の動物ショーがあります。世界から動物愛護精神にあふれた外国の人々がやってくるようになっているので、そうした目も意識する必要があるかもしれませんね。



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ネス湖のネッシーの正体は?環境DNA調査結果発表 [海外]

ネス湖のネッシーは巨大うなぎか


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ネス湖
スコットランドのネス湖で、約250か所から水のサンプルを採取して、ネッシーが本当に存在するか否かの科学的な調査が行われていました。環境DNA技術を使って、昨年の6月から解析が進められていましたが、その結果がようやく判明し、研究グループによる発表が行われました。

環境DNAというのは、環境の中を通過した生物が皮膚やうろこ、羽、毛、糞尿から落としたDNAの痕跡を使用するもので、すでにクジラやサメの追跡作業などでは定着しているそうです。毎日新聞より

米国立衛生研究所が運営するGenBank(DNAデータベース)には、膨大な数のデータが蓄積されているそうです。採取した土や水からDNAを単離して、塩基配列を解読しデータベース化して、既知のデータと比較して、一致するものがなければ未知の生物かもしれないということになるようですね。

今回の調査で、ネス湖には約3000種類の生物がいることがわかったそうです。膨大なDNAデータと照合を進めたところ、恐竜に関連する海洋爬虫類などのDNAは見つからなかったようですね。

ネス湖で豊富に見つかったDNAはうなぎだったそうです。ネス湖の怪物の正体は、巨大なうなぎかもしれない。とのことでした。

ネス湖のネッシーについて


ネス湖のネッシーの目撃談は、かなり古くからあるようですね。6世紀ごろにはすでに怪物の話が残っているようです。そうした下地があって、1934年の「外科医の写真」と呼ばれるネッシーの有名な写真がすんなり受け入れられたのかもしれませんね。

その写真も60年後の1994年に、おもちゃの潜水艦に怪物の模型をくっつけたフェイク写真ということが明かされました。ネス湖の科学的な調査は、いままでに度々行われてきたようですね。いずれも発見にはいたりませんでした。

日本のネッシーブーム


1970年代に日本では、ネス湖怪獣国際探検隊が結成されました。石原慎太郎を総隊長とした巨大なプロジェクだったそうです。当時のお金で機材など経費をすべて合わせると2億円近くかかったみたいですね。

アメリカのNBCは、もし捕獲に成功したら18億円で独占中継をさせてくれとオファーしたそうです。世界中のメディアを集めて、海外でプロジェクトの会見を開いて、当時の企画のスケール感には驚かされますね。

「ネス湖怪獣国際探検隊」設立趣意書にはこんなことが書いてあるそうです。
「物質的繁栄に偏向し、ステレオタイプな利便性を指向するあまり、精神領域の拡大と肉体的行動の充足に不毛をきたしている現代において、人間性の本然に根ざした夢や冒険、ロマンが社会生活にも私生活においても欠如している。次代をになう青少年のために、健全な冒険心や探求心を抑圧することなく発露させることが、人類の未来のためにも必要である。」引用:『康芳夫』 official HP

最後に


本栖湖のモッシー、池田湖のイッシー、屈斜路湖のクッシー、中禅寺湖のチュッシーと日本の湖にもいろいろな未確認生物(UMA)がいるんじゃないかといわれています。

科学技術は、目覚しく進歩してしまいました。恐竜たちにずっと長生きしてもらうためには、世界中の科学者を立ち入り禁止にするしか方法はなさそうですね。


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Queenのブライアン・メイが大爆笑!青森のにゃんごすたー動画 [海外]

ブライアン・メイがにゃんごすたーを世界に向けて発信


Queen(クイーン)の天才ギタリストとして、世界的に有名なブライアン・メイが、にゃんごすたーの動画を見て大爆笑したそうです。気に入って、インスタグラムで動画をシェアしたようですね。

さっそく動画を見てみましょう。

BIVED - Best Instagram Videos Every Day!

にゃんごすたー(Nyango Star)とは


にゃんごすたーとは、青森県黒石市の非公式ゆるキャラです。「アンパンマンマーチ」や「紅」、数々のイベントでみせる圧倒的なドラムプレーで、中の人は誰なんだと、予想がネット上でもずっと行われているようです。

ふなっしー(梨の妖精)をボーカルにした、アックマ(北海道応援キャラクター)、カパル(公財)志木市文化スポーツ振興公社)との4匹組みのメタルバンド「CHARAMEL」を結成したことでも話題になりました。

CMにも出演していて、PEPSI(ペプシ) JコーラのTVCMでは、ボーカルに石川さゆり、ギターにSUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN)ベースにKenKen(RIZE/Dragon Ash)、DJ RENA、そしてドラムは、にゃんごすたー(CM用限定色の青)のペプシ Jコーラ「怪物舞踏団」が結成されました。

今年に入ってからも、チリの首都 サンティアゴで開催された「Anime Expo Santiago2019」にゲスト出演したり、YouTube企画「ガチンコザホルモン」でマキシマムザホルモン2号店のオーディションに応募したりと精力的に活動しているようです。

ジャスティン・ビーバーが、ツイッターでお気に入りの動画として紹介したのがピコ太郎で、世界中に知られる存在になりました。にゃんごすたーもこれからどうなるかわかりませんね。非常に楽しみになってきました。

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3.8m!?の髪の毛を寄付したアロヨ二等兵に学ぶ。ヘアドネーションとは? [海外]

アメリカ陸軍のアロヨ二等兵、髪の毛を慈善団体に寄付


アメリカの陸軍に入隊するレイナルド・アロヨ二等兵(23)が陸軍に入隊する前に3.8mの髪の毛を切って慈善団体「Locks of Love」に寄付をしたそうです。businessinsiderより

3.8mは、ちょっと長すぎますね。一般的な教室の黒板の端からは端までが3.6mなので、15年でここまで延ばせるかどうか疑問です。ということで動画を確認しました。確認したところ、1m弱ぐらいでしたね。何束かに分けてカットしているので、それをつなぎ合わせたらそのぐらいの長さになったということかもしれません。

Man gets first haircut in 15 years to join Army

髪の長さギネス世界記録の女子高生もヘアドネーション


2018年に、鹿児島県の女子高生が、世界でもっとも長い髪の毛を持つ10代(13~17才)としてギネス世界記録に認定されて大きな話題になりました。そのときの記録が155.5cmです。

この女の子も大学進学前に髪を切ることを決断して寄付(以下ヘアドネーション)をしたそうです。髪を切る前に、髪の長さを測っていましたが173cmでしたね。

ヘアドネーションとは


ヘアドネーションとは、髪の毛を寄付することをいいます。日本の場合は、NPO法人や企業が取り組んでいるものがあって全国から髪の毛の寄付を募って子どもたちにオーダーメイドの医療用ウィッグを無償提供する活動をしているみたいですね。

なぜ、人の髪の毛が必要かというと、風が吹いたらサラッと元に戻るし、自然なつやでつけていることがわかりにくい、ヘアアレンジが自由にできるなど、人工の物に比べて優れた点があるようですね。

寄付する場合は、31cm以上の髪の毛がいいようです。十分な長さがあればフルの医療用ウィッグが作れるそうです。作るのに約10万円かかるみたいですね。ウィッグを申し込むのは、女の子が多くて、ロングヘアーが好まれるようです。カットをしたりするので、最低ラインの31cmだとショートヘアーで、理想的なロングヘアーにしようとすると50cm以上の長さが必要みたいですね。

ただし、長い髪の寄付を集めるのは大変なようです。寄付する人も坊主にするわけではないので、もともとの長さが31cm+α必要になります。難しさがわかりますね。

15cm以上の寄付を受け付けているところもありますが、ウィッグの種類が違って、インナーキャップウィッグと呼ばれるもので、頭頂部に毛がなく上から帽子をかぶるようになっているそうです。

フルの医療用ウィッグは、多くの子どもたちが順番を待っているようですが、長く待っている間に髪の毛が生えてくるので必要な時期がずれてしまったり、病気が進行して亡くなってしまうということもあるそうです。かといって、患者に合わせて急いで量産すると活動自体が回っていかなくなる。いろいろみているとジレンマをかかえているようですね。

男性でも髪の毛を寄付することができるそうです。男の子が、髪の毛をわざわざ伸ばして寄付したというすばらしいニュースも各地で報じられています。

ウィッグが必要とされるのは


①放射線・投薬治療による脱毛、②円形脱毛症 ③生まれつき(先天性無毛症) ④ケガ・ヤケド・手術跡 ⑤アトピー性皮膚炎による脱毛 ⑥脂腺母斑(あざ) ⑦出産時の吸引分娩跡 ⑧トリコチロマニー※ ⑨その他
※精神的、心理的ストレスにより自ら健康な髪の毛を抜いてしまう癖によっておこる脱毛症のこと。出典:アデランスHPより

ウィッグが必要とされるのは、①~⑨のようなケースがあるようですね。全国には、こうしたつらい状況に置かれている人たちがたくさんいるということになるのだと思います。

髪の毛がなくなるのは、非常にデリケートな問題で精神的なショックをうけますからね。そうしたショックを和らげて、子どもたちに、少しでも前向きに元気になってもらいたいというのが、無償提供活動をする人たちの共通した思いみたいですね。

CSR活動としての取り組みも


ヘアドネーションとは少し違いますが、カツラで有名なアデランスは、CSR活動として4歳から15歳までの子どもたちにウィッグを無償提供しているそうです。ウィッグの詳細と、より詳しい応募条件はわかりませんが、愛のチャリティという運動を40年以上も続けられているそうです。

アロヨ二等兵のおかげで、日本国内でもこうして、いろいろな取り組みがなされていることを知りました。多くの子どもたちのもとにウィッグが届くといいですね。

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トウモロコシ畑の奇跡とハドソン川の奇跡、バードストライクとは? [海外]

トウモロコシ畑の奇跡


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注)今回の航空機とは関係ありません
モスクワ郊外のジュコフスキー空港、ロシアのウラル航空の旅客機が、ウクライナ南部のクリミアに向かって飛び立った直後に、鳥の群れがエンジンに突っ込んで2つのエンジンが停止しました。

パイロットが、1km先のとうもろこし畑に緊急着陸することを決断して、車輪を下ろしていない状態で胴体着陸したそうです。乗客233人の命に別状はありませんでした。

ロシアメディアは「トウモロコシ畑の奇跡」と伝えたそうです。

離陸したばかりで燃料も満タンだったでしょうし、あわや大惨事になるところでした。着陸した場所が、ちょうど収穫時期に向かうトウモロコシ畑だったのが幸いしたようですね。クッションとなって乗客へのダメージを少なくするとともに、胴体がこすれて発火して爆発するということが防げたようです。

※トウモロコシは、意外に大きくて背丈が2mぐらいあります。日本だと、各地の農園がそれを利用してトウモロコシ畑のなかに巨大迷路をつくってお客さんを集めていますね。

この緊急着陸の話を聞いて、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演で映画化もされた「ハドソン川の奇跡」を思い出しましたね、鳥のせいでこんなに重大な事故が起こるというのはこのときに初めて知りました。

バードストライクとは


鳥が、エンジンに突っ込んだりして、航空機に衝突することをバードストライクと呼んでいます。こうした事故を防ぐことは世界各地で課題となっているようです。

日本国内のデータを見ると、2017年までの10年間で、鳥の衝突件数は年間1500件強で推移しています。離着陸1万回で6.6件の割合です。便数の関係か東京国際空港(羽田)が群をぬいて件数が多いですね。

上昇、進入、離陸滑走 着陸滑走、と離着陸時に衝突が集中していますが、離陸時が一番多いですね。ぶつかる場所は航空機の顔、胴体、翼、エンジンとありますが、エンジンがやはり損傷を受けやすいようですね。

航空機は大きいので錯覚しますが、車と同じように、鳥がぶつかればベコッとへこんでいますね。エンジンの羽なども曲がったりしています。

すずめやツバメのようにに、小さい鳥もたくさんぶつかっていますが、機体に損傷を与えるケースだとトビが多いみたいですね。空港の周りにいる鳥を捕食しに来るようです。ほかの鳥を追い払っている効用もあるようで、トビを追い払うとほかの鳥による被害が増えるみたいですね。

こうしたバードストライクを防ぐために、空港ではバードパトロールを導入しているそうです。導入している空港は、衝突率が半分以下になっていますね。

鳥が増えていれば、原因を探ります。エサとなる草を除草したり、エサとなるバッタが大量発生した場合には、夜中にローラー車で踏み潰してやっつけるそうです。

小さい鳥の場合には、録音した猛禽類の鳴き声を聞かせたりするそうです。サイズが大きくなると、レーザー光線をあてたり、煙火やスターターピストルをつかって追い払うみたいですね。関西国際空港では、鷹匠が鷹を放ったり、猟犬を連れて歩いたりして成果が上がっているようです。

海外のバードパトロールについて


海外でも、日本と同じような取り組みがなされていますね。それに加えて、自律飛行するドローンを使って追い払う研究もおこなわれているようです。

鳥は、群れをバラバラにすると収拾がつかなくなるので、群れを群れの隊列のまま追い払う必要があるようです。鳥の飛行ルートを綿密に計算しないといけないみたいですね。去年の話なので、近いうちに実用化されるのではないでしょうか。

オランダ発の「Robird」という鳥型ロボットは、すでに実用化されて現場で活躍しているみたいですね。映像を見たら、本物の鳥みたいに、2枚の羽でパタパタはばたいて飛んでいました。

最後に


空港といっても作られている場所によって、自然環境や鳥の種類が違いますし、それぞれの空港にあった対策がいるので大変なようです。こうした地道な取り組みのおかげで安全が保たれていると思うと頭が下がりますね。


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