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8月8日から二十四節季の立秋で..

8月8日から二十四節季の立秋です [季節]

立秋と七十二候について


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今日から、暦の上では秋ということなりますが、連日の猛暑日を記録するなど、まだまだあついですね。ちょうど立秋になると、暑中見舞いが残暑見舞いにきりかわります。

七十二候は、ちょうどこの時期を3つに分けています。
初候は、涼風至(すずかぜ、いたる)、熱い風の中に時折涼しい風が混じり始めるころ。日差しは強いけれど、夕刻にはじまる虫の音に秋の気配が漂います。

次候は、寒蝉鳴(ひぐらし、なく)、日の出前や夕暮れ時に「カナカナカナカナ」とヒグラシの鳴く声。終わりゆく夏を惜しんでいるかのようで、少し物悲しい気持ちになります。

末候は、蒙雨升降(ふかききり、まとう)、朝夕の気温が下がると、森や水辺にひんやりとした白い霧が立ち込めます。秋の始まりを告げる幻想的な風景がひろがります。
出典:にっぽんの七十二候より

お盆について


ちょうどこの時期にはお盆もありますね。お盆とは、旧暦の7月15日を中心にして行われてきた先祖の霊を迎えて、慰め、送る行事です。

正式には孟蘭盆会(うらぼんえ)と言うそうです。仏教伝来前に行われていた魂祭(たままつり)という祖霊祭が合わさって、今のお盆の形になっているとのことですね。

時期は地域によってことなるようで旧暦のお盆である7月13~16日を新暦に移行させた地域と、月遅れの8月13日~16日におこなう地域に分かれるようです。

お墓参りをするだけではなくて、13日に家の玄関などで苧殻(おがら)を燃やして迎え火をし、16日にまた同じ場所で苧殻を燃やして送り火をするおうちもあるようですね。苧殻というのは麻の茎の皮をはいだものです。割り箸のような見た目ですね。

盆飾りについて


お盆のときに飾るものもいろいろあるようです。盆飾りとしては、きゅうりやなすびなどに苧殻(おがら)で4つの足をつけて馬のようにする精霊馬(しょうりょうま)というのがあります。これは祖先の霊がこの馬に乗って帰ってくるのだそうです。

ほおずきは、提灯に見立てているのだそうです。そして、その明かりが、祖先の霊が行き来するときに足元を照らすのだそうです。

そうめんは、祖先の霊が帰るときに荷物を背負うヒモになるのだそうです。

盆踊りについて


盆踊りというのは、本来はお盆に帰ってきた祖先の霊を慰める、というような意味合いがあったそうです。15夜の満月の日に踊り続けたみたいですね。それから16日に送るというような流れになっていたようです。

昔の人々は、代々の祖先を敬い、その霊の存在を信じていたり、ほんとうに神秘的な考え方をしていますね。死んで存在していない人たちがが、まるで生き返ったかのようにしてそこに存在している。

こうしたことをすんなり受け入れられているということは、精神性が、知らない間に自然に受け継がれているということでしょうか。祖先にならって、自分のルーツというものをいつまでも大事にしたいものですね。




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