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トウモロコシ畑の奇跡とハドソン..

トウモロコシ畑の奇跡とハドソン川の奇跡、バードストライクとは? [海外]

トウモロコシ畑の奇跡


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注)今回の航空機とは関係ありません
モスクワ郊外のジュコフスキー空港、ロシアのウラル航空の旅客機が、ウクライナ南部のクリミアに向かって飛び立った直後に、鳥の群れがエンジンに突っ込んで2つのエンジンが停止しました。

パイロットが、1km先のとうもろこし畑に緊急着陸することを決断して、車輪を下ろしていない状態で胴体着陸したそうです。乗客233人の命に別状はありませんでした。

ロシアメディアは「トウモロコシ畑の奇跡」と伝えたそうです。

離陸したばかりで燃料も満タンだったでしょうし、あわや大惨事になるところでした。着陸した場所が、ちょうど収穫時期に向かうトウモロコシ畑だったのが幸いしたようですね。クッションとなって乗客へのダメージを少なくするとともに、胴体がこすれて発火して爆発するということが防げたようです。

※トウモロコシは、意外に大きくて背丈が2mぐらいあります。日本だと、各地の農園がそれを利用してトウモロコシ畑のなかに巨大迷路をつくってお客さんを集めていますね。

この緊急着陸の話を聞いて、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演で映画化もされた「ハドソン川の奇跡」を思い出しましたね、鳥のせいでこんなに重大な事故が起こるというのはこのときに初めて知りました。

バードストライクとは


鳥が、エンジンに突っ込んだりして、航空機に衝突することをバードストライクと呼んでいます。こうした事故を防ぐことは世界各地で課題となっているようです。

日本国内のデータを見ると、2017年までの10年間で、鳥の衝突件数は年間1500件強で推移しています。離着陸1万回で6.6件の割合です。便数の関係か東京国際空港(羽田)が群をぬいて件数が多いですね。

上昇、進入、離陸滑走 着陸滑走、と離着陸時に衝突が集中していますが、離陸時が一番多いですね。ぶつかる場所は航空機の顔、胴体、翼、エンジンとありますが、エンジンがやはり損傷を受けやすいようですね。

航空機は大きいので錯覚しますが、車と同じように、鳥がぶつかればベコッとへこんでいますね。エンジンの羽なども曲がったりしています。

すずめやツバメのようにに、小さい鳥もたくさんぶつかっていますが、機体に損傷を与えるケースだとトビが多いみたいですね。空港の周りにいる鳥を捕食しに来るようです。ほかの鳥を追い払っている効用もあるようで、トビを追い払うとほかの鳥による被害が増えるみたいですね。

こうしたバードストライクを防ぐために、空港ではバードパトロールを導入しているそうです。導入している空港は、衝突率が半分以下になっていますね。

鳥が増えていれば、原因を探ります。エサとなる草を除草したり、エサとなるバッタが大量発生した場合には、夜中にローラー車で踏み潰してやっつけるそうです。

小さい鳥の場合には、録音した猛禽類の鳴き声を聞かせたりするそうです。サイズが大きくなると、レーザー光線をあてたり、煙火やスターターピストルをつかって追い払うみたいですね。関西国際空港では、鷹匠が鷹を放ったり、猟犬を連れて歩いたりして成果が上がっているようです。

海外のバードパトロールについて


海外でも、日本と同じような取り組みがなされていますね。それに加えて、自律飛行するドローンを使って追い払う研究もおこなわれているようです。

鳥は、群れをバラバラにすると収拾がつかなくなるので、群れを群れの隊列のまま追い払う必要があるようです。鳥の飛行ルートを綿密に計算しないといけないみたいですね。去年の話なので、近いうちに実用化されるのではないでしょうか。

オランダ発の「Robird」という鳥型ロボットは、すでに実用化されて現場で活躍しているみたいですね。映像を見たら、本物の鳥みたいに、2枚の羽でパタパタはばたいて飛んでいました。

最後に


空港といっても作られている場所によって、自然環境や鳥の種類が違いますし、それぞれの空港にあった対策がいるので大変なようです。こうした地道な取り組みのおかげで安全が保たれていると思うと頭が下がりますね。


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