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オオカミから犬へ 犬は眉の筋肉..

オオカミから犬へ 犬は眉の筋肉を進化させて人間に近づいた [研究]

オオカミから犬へ


犬は、もともとオオカミで、3万3千年ぐらいまえから人間にくっついて生活をしているみたいですね。オオカミの中からおとなしいタイプを厳選していって、だんだん現代の犬っぽい形になったのでしょうね。
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犬は眉の筋肉を進化させた


AFP通信によれば、最新の研究論文によると、飼い犬は人間に似た眉の筋肉を進化させており、それによって人の心をとろけさせるあの悲しげな顔の表情を作れることが明らかになったそうです。

眉の筋肉は、眉を上に引き上げる内側の筋肉と、目じりを後ろの耳のほうに引っ張る外側の筋肉と2種類あるみたいですね。

犬と人間のコミュニケーション


人間同士のコミュニケーションでは、相手の顔の上部に注意が向けられる傾向があり、犬たちはこの傾向に合わせて人を見つめたりするときに眉を頻繁に動かしているそうです。

日本の研究チームが発表した研究論文によると、人間と飼い犬が互いの目を見つめ合うと、双方に愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌が促進されることがわかっているそうです。これは、人間の母親と赤ちゃんとの間にみられる作用に似ているとのことです。

また、品種改良により穏やかな気性を身につけた介助犬は、平均的な犬と比べて、最初からオキシトシンの血中濃度がかなり高いみたいですね。わかるような気がします。常に人間に寄り添っているような雰囲気がありますよね。

悲しげな子犬の顔のことをAU101と呼ぶ


ナショナルジオグラフィックによれば、悲しげな子犬の顔のことをAU101と呼ぶそうで、過去の研究において、このAU101に対しては人間が愛着を感じやすいことがわかっているそうです。

ある実験で、AU101の表情をより頻繁につくる保護犬は、それ以外の犬よりも早く里親を見つける傾向にあることがわかったそうです。確かに生死の明暗が分かれているような気がしてきますね。

人間の本能について


次に、人間の本能的な部分に目を向けていきたいと思います。人間というのは、赤ちゃんを見るとかわいいと思うし、赤ちゃんもかわいく見られるための姿かたちをもっているし、かわいく見られるための行動をとるようですね。親と子の双方に種を残すための仕掛けがしてあるようです。

ベビースキーマとは


まず赤ちゃんの見た目。かわいいですよね。これはベビースキーマというらしいです。カモの刷り込み実験って有名な実験があると思いますけど、それと同じローレンツ博士が定義したそうです。

京都大学CAMP-NYANの方がいわれるには、くりんとした目や小さな鼻や口、丸みのあるほっぺた、体の大きさに比べて少し大きく広いおでこ、短く柔らかな手足など、こういうのを見ると本能的にかわいいと感じるようです。 ぬいぐるみなどの商品でかわいいとされているものはこうした要素を持っているみたいですね。

新生児微笑とは


人間の子どもは,眠っているときに何の脈絡もなく「ニッ」と口角を横に引き,あたかも微笑んでいるかのように表情を変化させる。この生後間もない新生児期にみられる表情が「新生児微笑」である。 出典:岩波書店「科学」2002年3月号 Vol.72 No.3

また、人間は、この新生児微笑とよばれる赤ちゃんのニコニコする顔を見ると、かわいいと感じほうっておけなくなるようですね。こういう話を見たり聞いたりすると、人間も本能的な部分をずっと残しておく必要があるような気がしますね。

犬と人間が仲良くなれたのは


話をもういちど犬の話に戻しますと、犬はこの赤ちゃんと同じポジションにするすると入りこむことによって、人間と共存することができたのではないでしょうか。

黒目の大きいくりくりした目で、笑ったような顔してみたり、悲しい顔してみたり、首をかしげてみたり、じーって見たり、しっぽをフリフリしてうれしいのを隠せなかったり、人間族は、みんなやられているような気がします。

タグ:研究 生物
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