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高校野球鹿児島県予選 55-0..

高校野球鹿児島県予選 55-0について考える [スポーツ]

都道府県大会のルールを変えたほうがいいのでは


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高校野球の予選大会が各地で始まっていますね。鹿児島大会の2回戦で55-0という信じられないような試合がありました。

初回に25点。2回3回と追加点をして最終的に5回コールドで試合が終了しました。負けたチームの部員は10名。初回からリリーフをしたキャプテンは232球を投げたそうです。

あきらめずによくやった。いい顔をしている。本人たちが納得してやっている。賛美の声があふれていますがどうなんでしょうね。

高野連の出す数字と違って、中体連のデータを見ていると、野球をする子どもの数が少子化のペース以上に加速度的に劇的に減少していっています。

実際に高校野球でも、人数が足りなくてチームが組めなくあるケースも出てきました。連合チームで数種類のユニフォームを着ているチームも出てきているようです。

部員は女子マネージャーのただ一人、こんな新聞記事もみましたね。高校野球は部員の数に女子マネージャーの数も含んでいますし、借りてきたような他の部活の選手もカウントするので、実際にはそこから1割少なく見ておかないといけないでしょうね。

これから無理やりチームを編成する高校が増えて、力量差がありすぎるような対戦が増えるような気がしています。3回までに点差が30点ついたら試合を終了するなど新しくルールを整備したほうがいいと思いますね。

球数制限について


球数問題もありますね。もしもキャプテンに球数制限があったら今日の試合はどうなっていたのだ、というようなことを高校野球ファンはいうわけです。

アメリカだとMLBがピッチスマートといって○球投げたら○日休養するというように、児童の球数制限の指針を出していますね。それに基づいて児童の体をケアしようと指導者たちは試みているようです。

日本では、甲子園のビジネスと感動ポルノを優先するあまりに児童の体のケアがおざなりになっていますね。

高野連が、先進的な新潟高野連の提案を一蹴した件も記憶に新しいところです。

高校野球というのは非常に特殊な世界で、主催している朝日新聞、毎日新聞、高野連に問題意識がありません。高校にも問題意識がありません。高校球児も最後の大会なので気にしません。夢の舞台なので、体はどうなってもいいと思っています。家族も熱心に子どもを応援します。高校野球ファンも熱心に足を運んで応援します。テレビの前の視聴者も、ボロボロになった投手を見て感動ポルノを楽しんでいます。

付け入る隙がまったくありませんね。

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