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赤い羽根兵庫県共同募金会、羽根の供給不足でステッカーに変更へ [ニュース]

ニワトリの数が足りず、本物の赤い羽根を断念


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赤い羽根といえば共同募金でおなじみですが、必要な枚数の確保ができなかったようです。中国の養鶏業者からニワトリの羽根を仕入れていましたが、今年は工場で育てるニワトリの数が少なかったそうです。全国的に確保が難しくなっているみたいですね。そのため、兵庫県共同募金会では、代用のステッカーを用意して対応することになったそうです。神戸新聞より

赤い羽根が本物の羽根というのは知りませんでした。それもニワトリの羽根といいますから驚きましたね。色移りしないようにして赤く染色してあるそうです。

赤い羽根共同募金とは


中央共同募金会のHPにわかりやすく説明がしてあったので、簡単にまとめてみます。

赤い羽根は、アメリカインディアンの赤い羽根飾りが勇気とよい行いのシンボルになっているところが由来になっているそうです。

赤い羽根共同募金が始まったのが70年以上も前の1947年。戦争で家や家族を失った子どもたちのために寄付が役立てられたそうです。戦後まもなくたいへんな環境の中で、当時のお金で5億円もの寄付が集まったみたいですね。

現在は、お年寄りや障害者などの暮らしに困っている人たちをサポートするボランティア団体などに集めた募金を助成しているそうです。共同募金という形にして、窓口をひとつにすることで寄付が集まりやすくなっているみたいですね。今までに集めた募金総額は、9千数百億円で1兆円に近い金額になるといいますから驚きます。

羽根募金の種類と羽根の色について


羽根をつかった募金活動は、赤い羽根共同募金のほかにもいろいろあるようですね。あわせて紹介してありました。全国各地で取り組みが行われていてたくさんのサイトで活動が確認できます。

•緑の募金 森林づくりの活動に(国土緑化推進機構)
•青い羽根募金 海の事故をふせぐ活動に(日本水難救済会)
•海の羽根募金(水色)水難遺児の支援に(漁船海難遺児育英会)
•黄色い羽根募金 腎臓移植の支援に(日本黄色い羽根協会)
•白い羽根募金 青少年赤十字の活動に(日本赤十字社)

共同募金のルーツとは


共同募金のルーツは、はるか昔のスイスの山深いまちから始まりました。まちには、その日に食べるものもない人たちがいて、教会の牧師さんは心をいためていました。ある日、牧師さんは道ばたに箱をおきました。その箱には、「あたえよ とれよ」と書かれていたのです。「食べものがたりていて、だれかにわけあたえることができる人は、箱に食べものやお金を入れなさい。」「今日、食べるものにもこまっている人は、箱から食べものやお金をもらっていきなさい。」
引用元:「あかいはね共同募金」むかしばなし


この箱は、匿名、任意、信頼の3つのキーワードで成り立っているのだそうです。あたえる人もとる人も名乗る必要がない。あたえるのもとるのも各自にゆだねる。箱を持って逃げたり、困っていない人がうそをついてとったりしない。

困っている人を助けるというのは、やはり人間にとって必要な普遍的な価値観なのかもしれませんね。

これからは赤い羽根デザインのステッカーで


全国的に羽根が不足しているみたいですが、供給の不安定さや動物愛護の観点から、本物の羽の使用を見直す機運が高まっているそうで、兵庫県共同募金会は、来年以降もステッカーをつかっていくみたいですね。

だいぶ前から、針じゃなくて羽根をシールで貼るタイプになっている気がするので、本物のニワトリの羽根じゃなくても特に影響はないでしょうね。

たとえば、広島県共同募金会は、赤い羽根×カープコラボ企画で、カープ坊やと赤い羽根がデザインされた面白いステッカーを配布していますね。赤い羽根のイメージは、十分に浸透しているので、いろいろなアイディアで各地の特色を出していくのがいいかもしれませんね。


※書きながら羽と羽根で表記がゆれていることに気づきました。調べてみたところ、産経ニュースにちょうどいい記事がありました。産経ハンドブックによると、羽というのは翼、昆虫のはね。比喩にも使う。羽根というのは、バラバラにした鳥のはね、はね型の器具・部品だそうです。よってこの場合は羽根ですね。


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