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2019年セリーグ新人王はヤクルトの村上宗隆(19)が獲得、接戦を制す! [スポーツ]

2019年プロ野球セリーグの新人王争いが熱い


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プロ野球は、レギュラーシーズンが終了して、最終成績がでそろいました。野球ファンの間では、セリーグの新人王に阪神の近本光司(24)とヤクルトの村上宗隆(19)のどちらが選ばれるか、大変盛り上がっているようです。さっそく2人の最終成績をみてみましょう。

近本光司(阪神)の2019年最終成績について


阪神の近本光司は、2018年ドラフト会議で、藤原恭大、辰己涼介の外れの外れの1位で指名されました。開幕スタメンでデビューし、1番センターとして活躍をしました。長嶋茂雄が1958年に記録したセリーグ新人最多安打記録153を塗り替えたことでも話題になりました。オールスターゲームでは、サイクル安打を記録、MVPも獲得しています。

近本光司の個人成績(142試合)
打率 .271
安打 159 セリーグ5位
打点 42
本塁打 9
三振 110
盗塁 36  セリーグ1位※盗塁王獲得
出塁率 .313
OPS .689
wRC+ 87
WAR 1.8
※wRC+、WARについては、1.02 ESSENCE of BASEBALLのデータを参照

wRC+とは


wRC+(Weighted Runs Created Plus)とは、打席あたりの得点創出の多さを平均的な打者を100とした場合のパーセンテージで評価する指標。球場による影響(パークファクター)に対する補正を行っており、環境に対して中立的に打者の得点創出能力を評価するのに適している。wRC+が130であればリーグの平均的な打者の1.3倍の効率で得点を生産する打者であるといえる。 引用元:1.02 ESSENCE of BASEBALL

WARとは


WAR(Wins Above Replacement)とは、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標である。同じ出場機会分を最小のコストで代替可能な控え選手(リプレイスメント・レベルの選手)が出場する場合に比べてどれだけチームの勝利数を増やしたかによって計算される。 目安として、平均的な選手が1年出場した場合のWARは2.0前後である。 引用元:1.02 ESSENCE of BASEBALL

村上宗隆(ヤクルト)の2019年最終成績について


ヤクルトの村上宗隆は、2017年ドラフト会議で、清宮幸太郎の外れの1位で指名されました。1年目は主に2軍で過ごし、1軍での出場は、6試合にとどまり打席数が少なかったので、2019年の新人王の資格を有することになりました。

開幕スタメンでデビューし、当初はサード、6月からファーストを守り全試合に出場しました。10代での打撃三冠タイトルの2冠王は、打撃の神様とよばれた川上哲治(巨人)しかいないということでシーズン終盤まで大きな注目を集めました。

1953年に中西太(西鉄)が記録した高卒2年目以内の最多打点記録86打点を塗り替え、同じく中西の高卒2年目以内の最多本塁打記録36本に並びました。10代の最多本塁打記録は、清原和博(西武)の高卒1年目の記録31本になりますが見事に更新しました。 

村上宗隆の個人成績(143試合)


打率 .231 セリーグ最下位
安打 118
打点 96  セリーグ3位
本塁打 36 セリーグ3位
三振 184  セリーグ1位※セリーグ新記録
盗塁 5 
出塁率 .332
OPS .814
wRC+ 116
WAR 2.2
※wRC+、WARについては、1.02 ESSENCE of BASEBALLのデータを参照

新人王(最優秀新人)について


野球ファンの間では、2017年の新人王争いの話がされていますね。新人王は、中日の京田陽太で問題なかったようですが、2位と3位の獲得票数がおかしいと物議をかもしました。

阪神の大山悠輔が49票、横浜DeNAの浜口遥大が27票。大山は、75試合で打率237、HR7本、38打点と微妙な成績でした。一方、浜口は、10勝6敗、防御率3.57、規定投球回数には届かなかったものの文句のない成績をあげ、1年間ローテンションを守りました。

これはおかしいのではないかということですね。こうしたことが起こった原因として挙げられるのが、新人王の記者投票の制度にあったといわれています。

新人王の選考、投票資格について


新人王はMVPやベストナインとともに、日本新聞協会運動記者クラブに加盟する新聞社・通信社・放送局で5年連続以上の取材経験を持つプロ野球担当の記者が、日本シリーズの開幕までに投票して決められる。 新人王の欄に記入できる選手の名前はセ・パ両リーグともにひとりだけ。引用元:wedge


ということで、人気チームの担当記者の数が多くなっているみたいですね。阪神の担当(虎番)の数が多いので偏った結果になってしまったのではないかといわれました。実際には、投票の中身がわからないので真相は不明のようですね。

今回も、阪神の選手が有力な候補となっているので、さっそくこの問題と絡めて話されています。

セリーグ新人王の過去のハイレベルな争い


セリーグに限ってみても、超ハイレベルな争いがおこなわれる年は過去にもありますね。

1998年
中日 川上憲神 14勝6敗 防2.57
広島 小林幹英 9勝6敗18S 防2.87
巨人 高橋由伸 .300 19本 75点
阪神 坪井智哉 .327 2本 21点

1999年
巨人 上原浩治 20勝4敗 防2.09
中日 岩瀬仁紀 10勝2敗1S 防1.57
阪神 福原忍 10勝7敗9S 防4.09
中日 福留孝介 .284 16本 52打点
巨人 二岡智宏 .289 18本 51打点

2013年
ヤクルト 小川泰弘 16勝4敗 防2.93
巨人 菅野智之 13勝6敗 防3.12
阪神 藤浪晋太郎 10勝6敗 防2.75

※各年の一番上の選手が新人王です。

最後に


さてどちらが選ばれるでしょうか。野球界待望の超大型スラッガーが出現しましたが、野球ファンの評価は拮抗しているみたいですね。新人王が取れなくても、レジェンド級の活躍をする選手もいます。本人たちは、そこまで気にする必要はないのかもしれませんね。

2019年セ・パ新人王が発表


プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」が26日、東京都内のホテルで行われ、今季の最優秀新人選手賞(新人王)はセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(19)、パ・リーグがソフトバンクの高橋礼投手(24)に決まりました。スポニチより

投票総数300、有効投票数299

村上 宗隆(ヤクルト)168
近本 光司(阪神)129

木浪 聖也(阪神)1
床田 寛樹(広島)1

実質20人差なので文字通りの接戦でした。2人の来期の活躍に期待しましょう。


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