生物 の記事一覧
2019年06月22日: 海きららの禁漁期間に釣られた巨大イセエビ 新聞記事で美談..
2019年06月12日: 352羽まで回復 トキ、20回目の放鳥
2019年06月06日: 世紀の大発見!絶滅したはずのオオスナモグリか 高知&静岡
2019年06月12日: 352羽まで回復 トキ、20回目の放鳥
2019年06月06日: 世紀の大発見!絶滅したはずのオオスナモグリか 高知&静岡
海きららの禁漁期間に釣られた巨大イセエビ 新聞記事で美談に? [生物]
巨大イセエビが釣れた!
出典:九十九島水族館海きらら
佐賀県の男性が長崎県の五島列島で体長が37センチで、重さ2キロを超える巨大イセエビを釣り上げたそうです。
そして、そのイセエビを長崎県佐世保市の九十九島水族館海きららに寄贈しました、パチパチパチという記事でした。
○○さんが釣り上げたのは、仲間の追悼釣り大会でのことだった。自宅に持ち帰り、「何年生きてきたんだろうか? 故人が釣らせてくれたのかもしれないなあ」などと思いを巡らせていると、食べる気が起きない。1晩たっても元気なエビを見て、水族館への寄贈を思い立ったという。「夏休みも近いし、大勢の子どもたちに見てもらいたい」 朝日新聞より
ここまではよかったんですが、この記事のコメント欄を見ていたときにある書き込みに目が留まったんです。
記事を見た読者の反応
五島出身で、父親はイセエビ漁をやっています。五島で巨大イセエビが獲れたニュースは嬉しいけど、反面複雑な気持ちがあります。というのは、五島のイセエビ漁は漁協の許可を受け行使料を支払う必要があり、またこの時期は産卵期で5月21日から8月20日まで五島はイセエビの禁漁期だからです。yahooコメント抜粋
長崎県漁業調整規則によると
これをちょっと調べてみましたけど確かに禁漁期ですね。長崎県漁業調整規則の第34条に違反しているかもしれませんね。 1項にイセエビを禁止期間5/21~8/20までは採捕したらだめって書いてあります。2項には違反して採捕した水産動物は所持したらだめって書いてあります。
他県では
ほかの漁協なんかもみてみましたけど、千葉も宮崎も鹿児島も三重も資源保護で同じようなことをやっていますね。
三重の場合は竿釣りで、狙っていないにも関わらず、偶然にイセエビを釣ってしまった場合でもいろいろなルールに抵触するから、その場合は放流(リリース)するようにと、県のHPに書いてありましたね。
三重の場合は竿釣りで、狙っていないにも関わらず、偶然にイセエビを釣ってしまった場合でもいろいろなルールに抵触するから、その場合は放流(リリース)するようにと、県のHPに書いてありましたね。
新聞をどう読むか
これは、おそらくリリースするのが正解だったのでしょうね。新聞記者の人も水族館の持込のニュースだと思いますけどたいへんですね。記事をよんで巨大なイセエビを目指して知らず知らずのうちに密漁の準備をしている人もいるのではないでしょうか。
ちょっとしたことで印象ががらりと変わってしまいます。新聞記事をかくしごとって大変ですね。。
ちょっとしたことで印象ががらりと変わってしまいます。新聞記事をかくしごとって大変ですね。。
352羽まで回復 トキ、20回目の放鳥 [生物]
現在のトキの生息数は?
増えましたね。新潟日報によると、1999年に中国から友友(ヨウヨウ)と洋洋(ヤンヤン)のつがいを贈られてから、7年後の2006年に100羽になり、20年かけて、ようやく400羽に届きそうなところまできたようです。
その内訳は?
佐渡トキ保護センターが、2008年から累計で347羽を放鳥し、生き残っているのが174羽で、野生で自然繁殖したのが178羽なのだそうです。
こうしたことを受けて環境省が、野生絶滅から絶滅危惧種に評価を見直したようですね。
こうしたことを受けて環境省が、野生絶滅から絶滅危惧種に評価を見直したようですね。
トキの羽の色についての疑問
メディアが載せているトキの画像を見たときに、どれもこれも羽が緑色だったり黄色だったり青色だったりするので、こんな色してたかなあと不思議に思っていました。
とき色というのがあるぐらいでピンク系の美しい色だと認識していましたから。調べてみると、あれは識別するために着色しているみたいですね。アンテナが、背中から飛び出している画像のものは送信機をつけているようです。
とき色というのがあるぐらいでピンク系の美しい色だと認識していましたから。調べてみると、あれは識別するために着色しているみたいですね。アンテナが、背中から飛び出している画像のものは送信機をつけているようです。
トキの羽の扱い方には気をつけて
順調に増えてはいますが、絶滅危惧種ですから落ちている羽ひとつも簡単には扱えないみたいですね。 環境省の佐渡自然保護官事務所によると、拾ったトキの羽を売ったり、貸したり、無料で人に譲ったりすることは、種の保存法第一二条で禁止されているとのことです。気をつけましょう。
※絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)
※絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)
2019-06-12
nice!(3)
世紀の大発見!絶滅したはずのオオスナモグリか 高知&静岡 [生物]
ニホンスナモグリとは?
ニホンスナモグリというのが一般的には海辺に生息してるみたいですね。大きいものは7~8cmぐらいでお店で買えば1匹が20~50円もするような高級な釣りえさなのだそうです。
ぼけ、とも呼ばれていて、チヌ(くろだい)だったりひらめだったり大物を狙うときに使うそうで、小さいしゃこのような見た目ですが柔らかいそうです。
食べられる?
おいしそうな見た目なので実験的に茹でたり揚げたりして食べた人がいましたが泥臭くてまずいようですね。食用には向かないと書いてありました。
オオスナモグリとは?
オオスナモグリとみられる生物の標本(提供・千葉県立中央博物館)
今回発見された4匹の個体は10cmぐらいの大きさで、二ホンスナモグリよりも一回り大きくて、ハサミの形の特徴などがオオスナモグリの化石と一致しているそうです。
DNAの配列も二ホンスナモグリなどとは異なっていることが確認されたことから、オオスナモグリの可能性が高いと判断しているようですね。
それにしてもよく見つけましたね。静岡の方では、在野の研究者が発見しているということにも驚かされます。
今までは、50万年から8万年前の地層から化石として出土していて、おととしに500年から400年ほど前のハサミの殻が見つかったために現在もいるのではという雰囲気にはなっていたようです。
化石でしか存在せずに化石の話しかできなかった生物が目の前に現れたらそれは興奮したでしょうね。ロマンのある話です。これからさらに詳しく調べるそうですからオオスナモグリか新種かという話になるのでしょうね。